仕事に仮説を立て、「最小・最短」で「最大の成果」を達成する方法

1つの仕事を達成するのに時間がかかる人
・資料作成
・データ集計
・営業準備
あなたはこのような仕事に時間をかけていませんか?

入社から何度も繰り返し行っている業務で
慣れてはきたが、依然として時間がかかる。
その原因は仕事に仮説を立てていないからです。

仮説を立てて仕事に取組めば
最小限の労力で、最短の時間で、最大限の成果を達成することができます。
その方法を今回はご紹介します。

なぜ仕事に仮説を立てるのか

仕事における仮説とは、マラソンのゴールです。

「仮説を立てない仕事=ゴールのないマラソン」
ゴールが無ければどこに向かって走ればいいかわからない。
ぐるぐるとゴールを探しながら走り続けて
本来42.195kmでいいのに、100km走っていた。

これでは無駄すぎる。
仮説の無い仕事とは
仕事の目的がわからないまま、とりあえず手を動かしている状態
ゴールがわからずにとりあえず走っている状態と同じ。

 

仕事のゴールがわかっていないから
上司に提出をしたとしても、何度も修正をさせられる。
提出する度に、指摘されるところが変わる。

結果、上司に対して
あいつはいつも言うことがコロコロ変わる。
要求がハッキリしない。などの不満が溢れてきます。

 

例えば、上司から資料作成を頼まれた時に
その資料が何に使われるのかを深く考えず
何となく情報を集めて、過去の形式に当てはめて、何となく資料作成していませんか?

それでは上司を満足させることはできません。
何度も修正をすることになり、無駄な仕事の時間が伸びていきます。

 

そうならないためにも、仮説を立てて仕事に取組み
「最小・最短」「最大の成果」を達成しましょう。

そのためにも、さっそく具体的な仮説の立て方を紹介します。

仕事の仮説を立てる方法~問題仮説と解決仮説~

自分の仕事に対して、どのようにして仮説を立てるのか?
それを紹介する前に、仮説の種類について説明します。
仮説には2種類あり、それぞれ
・問題仮説
・解決仮説
というふうに呼ばれています。

どちらか一方だけでなく両方の仮説を立てることに意味があり
それぞれの違いと、使い方、仮説の立て方を順番に紹介します。

問題仮説

問題仮説とは、いまある課題に対して何が原因なのか仮説を立てることです。
雑貨商品の営業をしていて担当店舗の売り上げが下がってきているのなら
売り上げ低下という問題に対して

・競合店が増えている
・価格競争で負けている
・サービスの質で負けている

などの、仮説を立てます。

 

そして、競合店の調査をすることで仮説が正しいのか確かめます。
このようなことを調べることになるでしょう

・直近1年での開業店数と廃業店数を調べる
・競合店と自店の平均商品価格を調べる
・競合店のオペレーショを体感する

ここで仮説が立証されたのであれば、そこを本質的な問題として解決策を考えていきます。

 

仮説を立てているので、調べるべき情報が最小限に絞られています。
何も仮説を立てずに競合店調査を始めると
取集した大量の情報から分析し、時間をかけていく中で
価格競争、サービスの質などの問題に突き当たることになります。

あなたの同僚で、他の人が気づかないような
細かい点に目をつけて問題発見を繰り返す人がいるなら
その人は、仮説を立てて仕事をしているはずです。

 

もしも、初めに立てた仮説が立証されなければ新しい仮説を立てましょう。
それでは結局時間の無駄では?
と思う人がいると思いますがそれは違います。

膨大な情報を調査して、数少ない答えを導き出すのは
かなりの時間と体力を消耗します。

 

しかし、仮説を絞れば最小限の情報と時間で済むので
例え間違っていたとしても、再度組みなおせば簡単に解決できます。

調査・分析をした大量の情報から、仮説を組み立てるのではなく
まずは仮説を立て、そこから最小限の調査と分析を行いましょう。

 

解決仮説

問題仮説が立証されれば、本質的な問題が明確になったということです。
つぎは、本質的問題をどうすれば解決できるのか仮説を立てましょう。
それが解決仮説です。

競合店舗が増えているいう問題仮説に
解決仮説を立てるなら
他店とは異なるコンセプトを用意すればいいのでは?

・インバウンドをターゲットにする
・30~40代の女性にのみターゲットを絞る
・親子連れをターゲットにして、通路幅を広げる
このように解決仮説を立て、それぞれ対して
・最寄り駅の外国人使用数を調べる
・他店のメイン層を調べる
・ベビーカー利用者を調べる

仮説が絞られているので、限定された情報を調べれば立証することができます。

 

価格競争で負けているのであれば

・セット販売を行う
・価格を上げて高級志向を高める
・ポイントカードで特典を増やす
この解決仮説に対して
・購買履歴から、同時購入商品の組み合わせを調べる
・来店客の年代を調べる
・ポイントの付与と消費比率について調べる

このように、解決仮説を立てると
何を調べればいいのかを限定することができます。
限定することでやるべきことが明確になり
無駄な時間を過ごすことが無くなります。

さらに、本質的な問題を解決できるので
間違いなく結果にも結び付きます!

実際に仕事に仮説を立てて考える

仮説には問題仮説と解決仮説の2種類があり
それぞれの意味を説明しました。

それでは実際に仮説をどのように仕事に組み込めばいいのか
・仮説を立てて考えるAくん
・仮説を立てないBくん
それぞれの仕事ぶりを考えてみましょう。

 

AくんとBくんは上司から以下の仕事を受けました。
「現在使用している営業資料が古いので、1週間後までに新しくしてくれ」
この仕事に対するそれぞれの働き方を見ていきましょう。

Aくん

なぜ資料を新しくする必要があるのか
現在の資料の問題仮説を考えよう

 

なぜ資料を新しくするのか
→情報や形式が古く、成約率が低いため
誰が、どこで、いつ見るのか
→お客様が商談の際に、手持ち資料として見る

資料を新しくするように頼まれたので
とにかく情報を新しくすればいいだろう

Bくん

上司に資料を新しくしてほしいと頼まれて
言われるがままデータを更新するだけなら新入社員でもできます。
そうではなく、新しい資料から何を成し遂げたいのか仮説を立てましょう。

Aくん

問題仮説を立証するために
・現在の資料がいつ作成されたのか
・情報はいつのものが引用されているのか
・直近の成約率の推移はどうなっているのか
・最新の性能と実績データ
現在の資料を調べる
現在の資料には簡単に目を通しただけで
どこに問題があるのかは考えない
とにかく情報を新しくすればそれでいいと思っている。
それだけなら簡単にできるので、締め切り前日まで放置している。

Bくん

現在の資料をしっかりと見ることで今抱える問題がわかります。
例えば
・情報量が多すぎて伝えたいことがわからない
・情報が古くて参考にならない
・デザインが古く、お客様が信用できない
問題がわかることで、資料改善への必要時間を把握できます。

Aくん

資料を新しくするにあたっての解決仮説を考える

 

成約率を上げるにはどうしたらいいか
→商品の性能、最新の実績をシンプルに伝える。
→デザインを作りこみ信用を与える

 

シンプルな資料にするためには何が必要か
→1ページ目で商品の性能がわかるようにする
→最新の情報を絞って引用する

 

デザインを新しくする
→担当部署に早期に依頼をしておく

とにかく新しい情報を集めて
古い資料の情報を順番に更新していく

Bくん

こうしてできたそれぞれの資料

Aくん

成約率を高めるために、シンプルで情報とデザインが最新
お客様にとってのメリットがわかりやすい資料
とにかくデータを最新に更新しただけの
デザインが古く、情報量の多い資料

Bくん

それぞれが上司に提出をし、修正を求められたとします。
その時どのような対応になるでしょうか?

Aくん

シンプルな方が良いという仮説を修正し、情報を追加しよう。
1ページ目は商品概要ではなく、別の情報にしよう。
など、仮説を修正するだけで簡単に手直しをすることができます。
指示の通り情報を更新したのに、ダメ出しをされた
言われたとおりに行動したのに、何がダメかわからない
資料のどこを手直しすればいいかわからない。

 

仕方がないので、Googleで資料の作成方法を検索して1からその通りに作り直す。
それも正解なのか自信が無いので、時間をかけて調べながら手直しをする。

 

デザインを新しくしようにも、時間が無いため担当部署に依頼ができない。
締め切りも近いので徹夜をして、とにかく新しい資料を作る。

Bくん

上司からすればどちらを評価するかは一目瞭然です。
もしもあなたがBくんのような働き方をしていると心当たりがあるなら
今すぐ仕事に仮説を立てるようにしましょう。

仕事に仮説を立てる3つのメリット

AくんとBくんという2人の働き方を例にしたところで
仕事に仮説を立てることで得られるメリット3つについて改めて説明します。

仮説を立てることにより

・最小の労力
・最短の時間
・最大の成果

この3つを手に入れることができます。

この3つのメリットが手に入れば
残業を減らして、定時で帰る余裕
周りの視線が気にならなくなる実績が同時に得られます。

仕事を最小の労力で達成する

繰り返しますが、仕事に仮説を立てると言うことは、ゴールを決めることです。
ゴールが明確になっていれば、そこに向かうだけなので
寄り道をすることなく最短距離で到達することができます。

 

でも、自分が決めたゴールに正しい自信がない。
そんな人が多いと思いますが安心してください。

自分の仮説の基に作成した資料を提出し、修正しろと言われたとしても
初めに立てた仮説を修正すればいいので
どの情報が必要だったのか、何が不要だったのかが明確になり
簡単に資料の再作成ができます。

 

Aくんのように
シンプルで成約率の高い資料を作るというゴールが見えていれば
例えゴールが間違っていても、簡単に修正することができました。

ところが、仮説を立てていないBくんは
修正しろと言われたが
・何が悪いのかわからない
・どこを修正したらいいのかわからない
なぜなら、自分がどこに向かっていたのかわからないからです。

 

そうなってしまうと、修正を繰り返すことになり
そうこうしている間に新しい仕事が増える。
結果残業が増えていくことになり
ドンドン労力が奪われていきます。

自分がどこに向かうのか、ゴールを決めて
ゴールまで最小の労力で到達するためにも仮説を立てましょう。

仕事を最短の時間で達成する

サボりながら中途半端な仕事をして時間を削減しても意味がありません。
マラソンを途中棄権するようなものです。

しっかりとマラソンを完走して、かつタイムを縮めることに意味があります。
せっかく労力を最小限にできたのに、後に回して長時間仕事を抱えるのは
自分のタスクが減らないのでとても効率が悪いです。

 

マラソンのタイムを更新する力があるなら、全力で走りましょう。
わざとゆっくり走る必要はありません。
周りの人に合わせる必要もありません。

最短の時間で仕事を終わらせて
自分の時間を確保して、定時で帰る、新しい仕事を作るなどしましょう。

最大の成果を達成する

売上が低迷した時の対処で、よく勘違いしている人がいますが
一時的措置をとって売り上げが回復しても意味がありません。
上辺の問題を解決しても、本質的な問題が残り続けます。

上辺の問題を一時的に解決したとしても、本質が残る限りは
少し時間が経てば同じような問題が上塗りされ
また上辺の問題を解決する、この繰り返しです。

 

波打ち際に絵を描くようなもので
完成目前の絵は波に消されるので、また描き直す必要があります。

しかし、一度本質的問題を解決してしまうと
繰り返されることが無くなるので
新しい次のステップへと進むことができ
その先から新たな利益が創出できる。

 

波打ち際ではない、別の場所に絵を描く必要があるのです。
場所を変えればいいだけなのに
本質的な問題を見抜けないと
・消される前に早く描こう
・波を止めよう
・波の動きを変えよう
など無駄なことを達成しようとします。

仮説を立てて本質的な問題を見抜けるからこそ
最大の成果を達成することができます。

まとめ

仕事がなかなか終わらない
仕事の成果が出ない
そんな人は、何も考えずにマニュアル通り働いているだけだからです。

仕事で結果を残している人は自分で考えて行動しています。
何を考えているのか、それが仮説です。

自分の仕事にどうやって、取り入れればいいかわからないという人は
ルーティン業務に仮説を立ててみましょう。
・なぜこの仕事はルーティンなのか
・どういう効果があるのか
・なぜなくならないのか
・本当に必要はあるのか

 

業務の本質が見えることで、削減できる部分が見つかります。
削れるところは全て削りましょう。

特にルーティン業務は文字通り繰り返し行うので
得られる効果は絶大です。

最小の労力・最小の時間で最大の成果を達成するために
あなたも自分の仕事に仮説を立てて取り組みましょう。

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